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神戸新聞 寄稿  1999年1月27日

生活習慣病(Life-style related diseases)は「原因」ではなく「関与」です。
これまで高血圧、糖尿病、高脂血症など「成人病」と呼ばれていた病気が、「平成9年度厚生白書」において生活習慣の乱れが病気の原因になる病気「生活習慣病」と位置付けられ、生活面からの見直しが強調されるようになってきました。言い直せば、生活習慣を変えれば予防ができる病気ということを意味しています。
これらの病気で病院に入院した場合には栄養士から食事・栄養指導が行われ、病院給食も十分に配慮されたものになっているので治療効果がありますが一旦退院してしまいますと理想的な食生活を維持するには実現が困難であったり、かなりの努力が必要で、効果的な食事療法が家庭で実行するのは難しいのが現状です。食事療法が適切に行われれば疾病の発現を先延ばしに出来たり、薬剤の量を減らすことも可能です。
医療の現場では、治療が薬物療法に比重が置かれがちですが、これからは各人が正しい食生活の知識を持ち「医食同源」を実践していくことが重要なのです。
 



毎日の積み重ねの習慣はまさに「継続は力なり」

正しい知識と心がけで変えられます。
毎日、塩味の濃いものばかりたべていると、薄い塩味を感知できなくなります。また、減塩の食事に慣れると、濃い塩味を体が受うけつけなくなります。甘味も同様です。



健康的な生活習慣の指針




適正体重を維持しましょう
 
肥満の人は正しい知識に基づいたダイエットを心がけましょう


BMIと標準体重から求めます
BMI=体重Kg/(身長m)2
標準体重(Kg)=(身長m)2×22
肥満度(%)=(実際の体重-標準体重)/標準
体重×100

肥満の判定
判定 肥満度(%) BMI
やせ -10%以下 20以下
普通 -10%〜+10% 20〜24以下
過体重 +10%〜+20% 24〜26.4以下
肥満 +20%以上 20.6以上

日本肥満学会編「肥満症診断・治療・指導のてびき」1993年より

食塩の摂取量を減らしましょう
  塩分を多く含む食品を控え、野菜・果物を多く摂るように心がけましょう。また、徐々にうす味になれていきましょう。(しょうゆをだしで割ってつくるだし割りしょうゆを使うなど、工夫をしていくことが大切です。)

禁煙のすすめ
  自分は吸わないのに、周囲にいる喫煙者の吐き出す煙を吸いこむ「受動喫煙者」もリスクが高いので注意が必要です。

自分の体に見合った運動をするように心掛けましょう(できれば、毎日続けましょう)

心豊かなゆとりのある生活を心掛け、ストレスをためないようにしましょう
  生きがいを持ち、十分な休養、規則的な睡眠を心がけましょう。

過剰な活性酸素が病気や健康を損なう原因になります
  体内で必要以上の有害な結成酸素を取り除く働きをする酵素がSDD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)です。体内のSOD活性を高める正しい食生活をするように心掛けましょう。


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