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Vol.75 低タンパクの半生のでんぷん麺を使って |

夏はヘルシーメニュー
和風冷麺

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材料はすべて一人分です
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和風冷麺 |
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そば(でんぷんそば) 150g
(そば粉を一切使用していないのでそばアレルギーの方にも安心です。) |
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鶏ささみ 20g |
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海老(大正エビ) 20g |
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鶏卵 15g |
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グレープシードオイル 2g |
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オクラ 20g |
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青じそ 1g |
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みょうが 5g |
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わかめ(乾燥) 1g |
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しめじ 30g |
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たれ |
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ごま 9g |
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だし 30g |
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みりん 6g |
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だしわりしょうゆ 15g |
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Dr.ミール
管理栄養士
田所 奈美 |
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和風冷麺 |
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1. |
白いゴマをすり鉢でペースト状にすり潰す。
だし・だしわりしょうゆ・みりんを合わせひと煮立ちさせて冷ましておく。 |
2. |
ささみは焼いて細かくさいておく。
エビは茹でて赤色が引き立つ様に縦に半分に切る。
卵は錦糸卵をつくる。
オクラはさっと洗い、色鮮やかにゆで、冷水にとって手早く冷まし、水気をしっかり切って小口きりにする。 |
3. |
デンプンそば(でんぷんそば)をたっぷりの熱湯にさばき入れ、ときどき底からほぐすよう大きく混ぜる。
茹で時間約3分。湯を切って、冷水にとり、しっかり洗って水気を取る。 |
4.
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皿に麺を盛り付け、具を色彩りよくのせる。
水に戻したワカメと千切にしたみょうが、荒くちぎった青じそを最後に盛り付け、たれをかけて出来あがり。 |
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お好みで辛味(からし・わさび)をご利用頂くとより一層美味しさが引き立ちます。 |
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和風冷麺 |
エネルギー |
596kcal |
蛋白質 |
14.9g |
脂質 |
9.5g |
糖質 |
113.6g |
カルシウム |
467mg |
リン |
248mg |
カリウム |
3.1mg
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ナトリウム |
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厚くなると食欲が落ちてくるという方が多いのではないでしょうか。
エネルギー不足は夏バテの原因の1つです。腎性貧血の状態にならないためにも、エネルギーもしっかりととって、暑い夏をはつらつと乗り切りましょう。
今回はでんぷん食品を利用した食欲をそそるさわやかなヘルシー献立「和風冷麺」をご紹介いたします。
今回のメニューには、従来になかったタイプの新製品・半生のでんぷん麺を使いました。でんぷんヌードル“日本そば風味”は、短い時間ゆでるだけで、コシのある麺が出来上がります。このでんぷん麺の100gの中に含まれる蛋白質はわずか0.2gです。リンやカリウムについても他の市販麺の約1/4以下に抑えることが出来ます。(でんぷん中華麺等、お好みの他の麺類をお使いいただいても結構です。)
夏になると、「青じそ」「みょうが」などの薬味野菜が登場します。これらはまさに、食欲をそそる“薬”的存在です。「オクラ」も、夏が旬。現在ではハウス栽培等が普及して、なかなか季節感が感じにくくなりつつありますが、旬の食材は自然のパワーを受けて育った栄養素に富んでいます。旬を上手に食卓に取り入れられることをおすすめします。
たれは、塩分控えめでも美味しくお召し上がりいただけるように“ごま”でコクをだし、“和風ごまだれ”風に仕上げました。
油はビタミンEをたっぷり含んだ“グレープシートオイル”を使用しています。“グレープシートオイル”はコレステロールがゼロ、葡萄の種子から抽出した、サラッとしたあっさり風味の油で、和・洋・中どんなお料理にもお使いいただけます。天ぷらなどの揚げ物にもおすすめです。
副菜には、かりっと山椒風味で焼き上げた揚げを、大根おろしでさっぱりとお召し上がりいただく、「油揚げのぱりぱり焼き」にいたしました。香ばしい薬味の効いた。見た目にも涼しい一品です。
どちらのメニューにも使用している「だしわりしょうゆ」は一般の市販醤油と比較してたんぱく質と塩分は約1/2、リンは約1/3、カリウムは約1/10に調整されています。醤油のかわりにお手元にいつも置いておかれるとよいでしょう。
透析をなさっている方は厳格な蛋白質制限をする必要はありませんが、蛋白質が増えるということは、ひいてはカリウムやリンを多く摂ることにつながりますので、でんぷん麺等の低たんぱく食品を上手に取り入れられてはいかがでしょうか。
また、蛋白質の「質」には気を使い良質の蛋白質を取るように心がけていただければと思います。献立が単調になると、飽きがきて食欲も落ちてきます。上手に治療用食品を利用して、蛋白質の少ない食品と、多く含まれる食品とをバランスよく組み合わせて召し上がってください。 |
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